設立趣意

東日本大震災
2011年3月11日に発生した東北太平洋沖地震による死者、行方不明者数は2万2千人を超え(2011年9月11日現在死者15,781人、行方不明者4,086人、避難・転居者82,945人)、東北地方を中心に破壊的な被害をもたらしました。福島第一原発では爆発事故が起き、人々は放射性物質の恐怖にさらされています。 今、私たちにできることは、被災者の人たちのことを一番に考え行動することです。そして、これ以上人々が放射性物質に怯える地域を作らないことです。 

  

地震と原発
必ず起きると言われている東海大地震。静岡県、御前崎市には浜岡原子力発電所があります。東海大地震が発生した場合、浜岡原発も福島第一原発と同じ状況になる可能性があります。

 

100%確実な安全はない
私たちは自然の威力の前では無力です。福島第一原発では、いくつもある安全装置が作動しませんでした。最新の科学を持って地震対策をし、何重もの安全対策をしても、東北関東大地震と同規模の地震が静岡県で起きた場合、浜岡原発は放射性物質漏れ事故を起こし、静岡県だけでなく、首都圏、愛知県まで被害が及ぶ可能性はあるのです。その時、日本は本当に立ち直ることができなくなるかもしれません。科学技術に過信せず、自然の前に謙虚になるべきです。私たちは、スリーマイル島、チェルノブイリ、そして今回の福島第一原発事故から学んでいく必要があります。

 

日本と自然災害
残念ながら日本で地震を避けることはできません。しかし、私たちは、これまであらゆる自然災害を乗り越え復興することができました。なぜなら人々の心に「思いやり」と「希望」があったからです。東北関東大地震では、人々はお互いを思いやり、冷静に行動し、暴動、便乗値上げは起きず、厳しい状況にもかかわらず、お互いを助け合いながら被災生活を続けています。こうしたことは海外メディアから驚嘆と称賛を持って報道されました。 「思いやり」と「希望」があれば、東北地方は必ずや復興するでしょう。時間はかかりますが、瓦礫を撤去し、家を建て、土地を耕し、魚を獲り、再び故郷で、笑顔で生活することができるのです。しかし、その土地に原発があると人々は不安な思いを抱きながら、一生暮らさなければなりません。大規模な放射性物質漏れ事故が起きた場合、故郷を失う可能性もあります。

 

浜岡原発の発電量は中部電力全体の発電量の2割以下
浜岡原発の発電量は、中部電力の全体の発電量の2割以下(中部電力のみの発電電力における浜岡原発の発電量の割合:2009年12.29%、2010年12.4%、他社含む中部電力の発受電電力の浜岡原発の発電量の割合:2009年10.56%、2010年度実績10.8%)に過ぎません。*1-10 日本は、戦後経済発展を経て、欲しいものやサービスが簡単に手に入り、「便利」な社会になりました。しかしその「便利さ」は時に過剰に求め過ぎ、無駄な電力消費、環境破壊につながっているということを、私たちは気づかなければなりません。まず私たちの生活の中で、無駄な消費をなくし、社会全体で真の豊かさを求めて行く上でも、節電、省エネに取り組むべきです。 一人一人が節約すれば、浜岡原発の運転を停止させても私たちは生活して行けるはずです。

 

節電と原発運転停止
被災者の方々のために、そしてこれからの日本のために「思いやり」の輪を広げて下さい。一人一人が節電をし、社会全体が節電と省エネに取り組めば、原発に頼らず、安心した生活を送ることができるはずです。 経済的な豊かさと便利さだけを追求するのではなく、多少不便であっても、全ての人々が、平和で安心して笑顔で暮らせる日本を作って行きましょう。

 

子どもたちのために
私たち大人は、未来を担う子どもたちのために、安心して暮らせる日本、地球を残していく責務があります。 安全でクリーンな代替エネルギーの開発・促進、浜岡原発の廃炉、そして日本全国の原子力発電所の運転停止を求めます。 イデオロギー、宗教、国籍に関係なく、あらゆる人、他団体と協力、連携し、平和的に、「思いやり」を持って、原発のない安心して暮らせる社会を作るために行動します。

STOP!浜岡原発 代表  戸倉由紀枝(静岡県在住)

 

*1:電力需要、発電電力量(発電端)構成比の推移 電力需要、発受電実績・年度末発電設備、2010年度発受電実績 
*2:電力需要、発受電実績・年度末発電設備、2010年度発受電実績 
*3:プレスリリース2010年、2010年3月分、2009年度下期・年度分 発受電実績(速報)2010年4月8日 1.発受電電力量 
*4:プレスリリース、2009年、平成21年3月分、平成20年度下期・年度分 発受電実績(速報)
*5:プレスリリース、バックナンバー(2008年)、平成20年3月分、平成19年度下期・年度分発受電実績(速報)2008年4月7日 1.発受電電力量 
*6:プレスリリース、バックナンバー(2007年)、平成19年3月分、平成18年度下期・年度分 発受電実績(速報)平成19年4月5日 1.発受電電力量 
*7: プレスリリース、バックナンバー(2006年)、平成18年3月分、平成17年度下期・年度分 発受電実績 (速報)平成18年4月10日 1.発受電 電力量 
*8:プレスリリース(2005年)、平成17年3月分・平成16年度下期・年度分 発受電実績 (速報)、平成17年4月8日 1.発受電電力量 
*9:プレスリリース(2004年)、平成16年3月分・平成15年度下期・年度分 発受電実績 (速報)平成16年4月6日 1.発受電電力量  
*10: 浜岡原子力発電所、実績データ、発電電力量