先日(2012年3月13日)に、静岡市で韓国の民間団体「霊光原発監視センター」の職員と全羅道霊光郡の市民の皆さんにお会いしました。日本の原発の視察のために来日されたのです。
霊光原発監視センターは、政府からの資金援助を受け、韓国の全羅道にある霊光原発の周辺環境の調査や安全確認をするために、1999年に設立されました。
静岡県の脱原発活動をしている市民の意見を聞きたいという要望があり、静岡県平和・国民運動センター、浜岡原発を考える静岡ネットワーク、牧之原市のお茶農家の方たちと一緒に、私もお話をさせていただきました。
私は静岡のお茶が大好きなので、お茶農家の方のお話はとても気になります。
福島第一原発事故により、昨年6月にお茶の放射線量を計測したところ、セシウムが約270ベクレル/1キロが検出され、お茶を廃棄処分し、また売上は約2割減ったそうです。また、今年の新茶は、放射線量を計測し公表して販売される予定です。
韓国の皆さんは、お茶のこと、原発震災防災訓練、日本の脱原発活動、母親・主婦の活動、食品の放射能汚染、浜岡原発など、韓国の皆さんは、多岐に渡る質問をされました。
韓国には21基の原発があり、日本と同様、使用済み核燃料の最終処分施設はまだありません。*1
最後に、代表の方からメッセージをいただきました。
「福島の女の子が韓国に来てお話をしてくれました。『私は何歳まで生きられますか?私は結婚できますか?』子どもたちがこんな言葉を言わなくてすむよう、皆さんの脱原発活動を応援しています。がんばって下さい」
*1:asahi.com 韓国、日本海側に原発2基の新設許可 福島事故後は初 2011年12月4日
47NEWS 韓国原発、外部電源12分間喪失 釜山の古里1号機 2012/03/13
浜岡原発を考える静岡ネットワーク
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浜岡原発を止めても停電しません!
2010年の浜岡原発の発電量は中電の全発受電電力量の10.8%