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防災計画は、多くの場合、健常者を中心に策定されているのではないでしょうか?
東日本大震災では、避難所において、情報が行き渡らず、聴覚障がい者が食事を取ることができなかった、と障がい者団体のスタッフの方から聞きました。
また、他の避難住民への気兼ねから、避難所に入らない発達障がいのお子さんの家族もいたそうです。
災害時でなくても、健常者があたりまえにできることが、障がい者にはできないということがたくさあります。例えば、講演会も手話通訳がなければ聴覚障がい者は参加できません。
2012年4月7日に静岡市で行ったシンポジウム「東海地震と浜岡原発」では、より多くの市民に参加してもらうために、手話通訳、磁気ループ、要約筆記を用意しました。この3つは全て聴覚障がい者のためのものです。当初、手話通訳だけしか用意してなかったのですが、準備を進めて行く上で、補聴器を使い手話通訳は理解されない難聴者の方、聴覚を失われたばかりで手話通訳を理解されない方、聴覚障がいにもいろんな方がいらっしゃることがわかりました。そのため、手話通訳、磁気ループ、要約筆記を用意しました。
磁気ループと要約筆記の機材は重たく、搬入、設置の準備が大変でした。しかし、準備の大変さ以上に、健常者があたりまえにできること、得られる情報を、障がい者は得られないということを、実感しました。聴覚障がい者、身体障がい者が、シンポジウム「東海地震と浜岡原発」に参加して下さり、ご意見をいただくことができました。厳しいご意見もいただきましたが、言っていただくことで気付きがあり、とてもありがたかったです。
災害時に最も厳しい状況に置かれるのは、障がい者、子ども、高齢者など社会的弱者です。
東海地震と浜岡原発事故という複合災害が起きた時、全ての命を救うことは、残念ながら難しいでしょう。しかし、健常者だけでなく、障がい者、子ども、高齢者のことを考えた防災計画を策定し、日頃から障がい者のことを正しく知ることで、より多くの命を救うことができると信じています。
シンポジウム「東海地震と浜岡原発」で、手話通訳、磁気ループ、要約筆記を用意するにあたり、静岡県聴覚障害者情報センターのスタッフの皆様には大変お世話になりました。ありがとうございます。
シンポジウム「浜岡原発と東海地震〜今、私たちにできること〜」HP、録画、
静岡県、中部電力、静岡県内の市町に届けた提言書
磁気誘導ループ:聴覚障害者用の補聴器を補助する放送設備のこと
静岡県聴覚障害者情報センター
神戸新聞 NEWS 東日本大震災 避難所の発達障害児ケア 神戸の団体など助言(2011/04/11)
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浜岡原発を止めても停電しません!
2010年の浜岡原発の発電量は中電の全発受電電力量の10.8%