カンボジア英字新聞「プノンペンポスト」WFP to feed schoolchildren Fukushima fish

STOP!浜岡原発とSHUT泊では、「WFP(世界食料計画)の給食プログラムを通して(スリランカ、ガーナ、コンゴ共和国、セネガルへ提供)、被災地の水産加工品を途上国へ提供するODA(政府開発援助)案件」に、反対をしています。昨年11月に外務省に申し入れをし、今年6月にはWFP日本事務所に、申し入れの文書を賛同者のメッセージとともにをファックスを送りました。賛同して下さった方、大変ありがとうございます。
本当は、直接申入書をWFP日本事務所に届けたいと思い、面談の申し入れをしましたが、叶いませんでした。

2012年7月においても、今なお多くの国が、水産加工品など日本の食品の輸入規制をしています。*1

6月末に、このODA案件について、カンボジアの英字新聞「The Phnom Penh Post」から電話とメールでインタビューを受けました。この記事「WFP to feed schoolchildren Fukushima fish 24 July 2012, The Phnom Penh Post」を、STOP!浜岡原発で訳したので、ご紹介いたします。

世界食料計画(WFP)、福島の魚を子どもたちの給食に
日本政府と国連世界食料計画(WFP)は、昨年発生した東日本大震災と福島第一原発事故の影響を受けた地域の魚(缶詰)を、カンボジアの学校給食として配布する計画をしている。
この計画は、日本の反原発グループが抗議をしている。しかし、WFPは、福島第一原発事故による放射能汚染の可能性はなく、厳しい検査をしており、放射性物質はないというのがWFPの見解である。
この食料援助は、日本の政府開発援助案件として、被災地の魚をカンボジア、ガーナ、コンゴ共和国、セネガル、スリランカに提供される予定だ。

今年の3月に124トンの魚(缶詰)がカンボジアに到着し、放射能汚染がされていないことを承認する前には、日本政府と日本政府ではない別の二人の検査官により検査が行われたと、WFPカンボジア代表のJean-Pierre de Margerie氏は答えた。
「もしわずかでも放射能汚染されているという可能性があれば、WFPは支援物資とすることはしない。私は現場に行く時は、毎回必ず支援物資を受益者とともに食べるようにしており、この日本政府が提供する魚(缶詰)の場合も同じです」とJean-Pierre de Margerie氏は話した。WFPでは、カンボジアの貧困地域では、親たちが子どもたちを学校に通わせるように、学校で子どもたちに朝食を支給しており、このプログラムは過去10年間行われている。日本政府が支給した魚(缶詰)は、今年3月にカンボジアに到着し、このプログラムを通し10月まで支給される計画だ。

この魚は、福島第一原発から数百キロメーター離れた北海道と青森県で採れた魚だであると、Jean-Pierre de Margerie氏は話しているが、日本の新聞報道によると、茨城県近海で採れた魚で、福島第一原発から50キロしか離れていないという。
今後30年以内にマグニチュード8の地震が発生する確立が87%の地域に住むSTOP!浜岡原発の戸倉由紀枝氏は、日本政府の倫理観のない二重基準で進められているこのODA案件を恥ずかしく思っており、日本政府に対し反対を求めている。
プノンペンの日本の大使館は本紙の質問には回答せず、またカンボジアの教育省と厚生省はこのプログラムを知らなかったと答えた。
WFPは内部規則により、この魚(缶詰)の放射線量の検査結果は公表していない。
Friends Internationalの国際コミュニケーションコーディネーターのJames Sutherland氏は、もしWFPにより支援物資である食料の安全が確認されるというのは重要なことであり、検査結果を公表することで、安全性を再保証することになると話す。
また、「なぜ途上国だけで、他の先進国に提供されないのだろうか、とカンボジアの人たちは疑問に思うのではないか」と、Sutherland氏は言う。

東日本大震災以降、漁船の破壊と放射能汚染の不安により、被災地の漁業関係者は深刻な影響を受けている。
昨年の3月11日に、東北地方でマグニチュード9の巨大地震が発生し、15メーターの津波が福島第一原発を襲い、冷却装置が破壊された。水素爆発が発生し、原子炉建屋の屋根と壁が吹き飛ばされ、放射性物質が大気に放出された。それ以降、メルトダウンを回避するために大量の水が原子炉の燃料棒に放水され、放射能汚染された水が、海に流された。そして、そ大量のヨウ素131、セシウム134、セシウム137が流れ出た。
食品を通して、安全基準値以上の放射性物質を摂取した場合、癌になる危険が増し、そして放射性物質は甲状腺に蓄積し、人の成長を妨げることになる。
政府は、食品の安全性について懐疑的ではあるが、今後引き続き、この問題に関する情報が公開されることは少ないだろう。日本の厚生労働省が最近した検査やアメリカの環境保護庁の調査と放射能の専門家の調査では、魚の放射能汚染は非常に低く、ほとんどの国で放射能汚染は確認されていない。
気象研究所の最近の調査によると、地震後、福島第一原発一号機から以前の二倍のセシウムが放出され、その7割が海に放出されたことが、わかった。

The Phnom Penh Post記事写真キャプション:
昨年、放射能汚染の可能性がないか検査をするために、日本から輸入された魚のサンプルを手にする、タイ国食品医薬局の職員。写真:ロイター

The Phnom Penh Post, WFP to feed schoolchildren Fukushima fish 24 July 2012

*1:農林水産省HP、「諸外国・地域の規制措置」PDFファイル
★拡散希望★私たちの税金で途上国の子どもたちを内部被ばくさせないで!
私たちの税金で放射能を海外に拡散しないで!(2011.11.4外務省への申入れ)

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2010年の浜岡原発の発電量は中電の全発受電電力量の10.8%  

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カテゴリー: 原発の安全と危険, 政治と行政, 日本の原発, 東日本大震災・東京電力福島第一原発   パーマリンク

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