浜岡原発、建設中の防波壁を見学

8月24日に、現在建設中の浜岡原発の防波壁の見学に行って来ました。この見学会は、御前崎市、牧之原市、掛川市、菊川市の4市の市民のみを対象にしています。見学希望者は、携帯電話か葉書で申込をします。

参加者は計8名、10時から約二時間で、中部電力浜岡原子力発電所の広報グループの三人の社員の皆さんが、案内して下さいました。最初に、浜岡原子力館内にある、現在建設中の防波壁の実物大の一部を見学しました。その後、バスで、浜岡原発の敷地内にあるプレハブの展望台に移動しました。展望台では、防波壁の建設現場を見て、社員の方から説明を聞きました。

防波壁の鉄筋は、直径5cmのJIS企画最大級のサイズが使われています。壁の最も高いところは、海抜18メートルです。地上部分の壁の高さは10〜12メートルで、巾は2メートルで、総延長1.6キロです。地中部分は岩盤部に根入れをし、深さは19〜33メートルあり巾は7メートルです。また、海に面していない敷地の東と西側には、海抜20メートルの盛土をする予定です。

防水構造扉の二重化や水密扉への取り替え、ガスタービン発電機の設置など、様々な想定を考え、二重、三重と全電源喪失がおきないよう、できる限りの津波対策を講じられていることがわかりました。しかし、実際に巨大地震と津波が起きた場合、想定通りにいくとは限りません。

イラスト2枚:中部電力浜岡原子力発電所における津波対策について2011年7月22日 P12 浸水防水対策①浸水防止(防波壁の構造)P13 浸水防水対策①浸水防止(防波壁等の配置状況)©2011 Chubu Electric Power Co., Inc. All rights reserved.


参加者からはいろんな質問がされました。
「防波壁が根本から倒れたらどうなるのか?」
「防波壁が、壊れ原子炉建屋に衝突したらどうなるのか?」
「波が防波壁を超えたり、引き波で浜岡原発の敷地内が浸水する可能性はないのか?」
「取水塔が5基分全て壊れたらどうなるのか?」
「防波壁が完成するまでに、巨大地震と津波が発生したらどうなるのか?」

お母さんと一緒に参加していたかずま君という小学5年生の男の子も、積極的に質問していました。毎日テレビでニュースを見ているというかずま君、原発のことについてものすごく勉強しており、私はとても感心しました。
「放射能が漏れると危険なので、原発はない方が良いです。原発の代わりに風力発電をすれば良いと思います」と、かずま君は原発について自分の意見もしっかり持っています。

参加者の質問に対し、中部電力の社員の方たちは、「東京電力福島第一原発事故のようなことが起きないよう、あらゆる対策を講じる」と回答して下さいましたが、その一方で絶対(大丈夫)はないということも認めていらっしゃるように感じました。運転停止中であれば、全電源が喪失し核燃料を冷却できない場合、運転停止中ならば、原子炉およびプール水位が燃料頂部に到達するまで最短でも約6日の時間があります。*1 運転停止期間が長くなれば、日数は6日以上になりまが、運転中であれば短くなります。全電源喪失という、最悪の状況であっても、何日間か余裕があれば、何らかの対応ができるはずです。それに、中部電力管内は、浜岡原発なしでも電気は足りてます。ならば、廃炉を前提とし、運転停止を続けた上で、津波対策が講じられていることが、一番安心できます。

浜岡原発の中には、カメラと携帯電話は持ち込めないため、建設現場の展望台から写真を撮ることはできませんでした。下の写真は、8月23日に浜岡原子力館の展望台から撮影した写真です。防波壁の建設状況がわかると思います。
また、この見学会はしばらく続けられるそうですが、対象者は4市だけでなく、少なくとも静岡県民は全て参加対象者にしていただけたらと思います。見学会については、中部電力浜岡原子力総括・広報グループTel:0537-85-2460にお問い合わせ下さい。

中部電力浜岡原子力広報グループの皆さん、ありがとうございました。

中部電力株式会社HP
浜岡原子力館
津波に対する浜岡原子力発電所の対応状況について
浜岡原子力発電所における 津波対策について 2011年7月22日
*1:「南海トラフの巨大地震による震度分布・津波高について」を踏まえた浜岡原子力発電所の影響評価および対策について(概要)

無理なく楽しくできる節電方法を募集しています

STOP!浜岡原発グッズを買って脱原発!こちら
イベント・アクションの最新情報(一覧)⇒こちら
脱原発ポスターと放射能と電気の紙芝居の貸し出し中⇒
こちら
クリーンで安全な代替エネルギー推進&浜岡原発廃炉こちら
浜岡原発を止めても停電しません!
2010年の浜岡原発の発電量は中電の全発受電電力量の10.8%  

静岡❤管理人 の紹介

市民の皆さん、行政、政治家、電力会社、企業と一緒に協力し、電気の無駄使いに気を付けて、知恵を出し合って、安心して暮らせる静岡、日本、地球にしていきたいです。 将来を担う子どもたちを放射能から守り、美しい静岡、日本を残していきたいです。 平和的に原発を使わない安心して暮らせる社会を目指し活動します❤ よろしくお願いします。 STOP!浜岡原発  ❤日本語  www.stophamaokanuclearpp.com ❤英語  www.stophamaokanuclearpp.com/en ❤連絡先 E-mail: stophamaokanuclearpp@gmail.com
カテゴリー: 中部電力, 原子力災害, 原発の安全と危険, 放射能、放射線、放射性物質, 浜岡原子力館, 浜岡原発   パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です