フェリーで柳井港(山口県)から祝島に行ってきました。ゴールデンウィーク中とあって魚釣りをする観光客の人たちがたくさんいましたよ!
私は瀬戸内海の島にはよく遊びに行きましたが、祝島に行くのは初めてです。
行く前からワクワクしていました。なぜなら、祝島は、私の大好きな❤の形をしているからです。
祝島は上関町の一地区です。祝島は上関原発建設予定地は対岸にあり、目と鼻の先です。
祝島の住民のほとんどが、上関原発建設に反対をしており、中国電力からの補償金約10億8千万円の受け取りを拒否しています。
それにも関わらず、今年2月21日に中国電力は海面埋め立て工事を本格的に開始しました(福島第一原発事故を受け、現在工事は中断しています)。*1
祝島では、反対運動をされている漁師さんと二人の青年に会ってお話を聞くことができました。
漁師の橋本さんは、1981年に福井県の敦賀原発で配管工として働いた経験があります。ご自身の経験から原発は危険なものだと身を持って感じたそうです。
「この世の中に絶対は絶対にない」、「過疎化は原発では防げない」
100%確実な安全対策はないこと、原発で働く人が上関町に住むのは一時的なことで、永住するわけではないので本当の町の活性化には繋がらない。ならば、今まで通りで良いと、原発建設に反対をされているのです。
祝島の人たちだけはなく、他県からやってきた若者たちも上関原発建設計画に反対しています。祝島で出会ったのは大阪と東京からやってきた二人の青年でした。
一人はフォトジャーナリストで、もう一人の青年は島の人たちの作業をし、生計を立て、島の生活にもちゃんと溶け込んでいましたよ。
今年の1月には、建設工事の一時中止を訴え10代の青年5人が山口県庁前で11日間のハンガーストライキを行いました。*2
2月21日に埋め立て工事が開始された時、反対する人たちは漁船やカヤックで、工事を中断させようとしました。こうした行為は、過激な人たちによる妨害工作と言われることもあるようです。*3
ハンガーストライキ、漁船やカヤックを使って工事を中断させようとすることについては賛否両論あると思います。身体のことが心配なのでで、私自身、「ハンガーストライキを思いっきりやりなさい」とはなかなか言えません。
上関町の住民の4割が原発建設に反対だと言われており、また10億8千万円の補償金を受け取っていない住民もいます。*3 そうした状況で建設工事を始めることに私は疑問を抱いてしまいました。反対をする人たちの行為を妨害工作と言うのであれば、原発建設を同意していない人たちがいるにも関わらず工事を進めることは何と言うのでしょうか??
私が祝島で会った、漁師の高橋さんと青年二人は過激な人たちではありませんでした。
瀬戸内海の自然を愛する❤市民です。
❤上関原発建設計画と瀬戸内海(2011年5月2日)
❤原発、賛成と反対(上関原発建設計画)(2011年5月3日)
❤上関原発建設予定地、田ノ浦海岸(2011年5月5日)
*1:asahi.com 原発予定地の埋め立て本格着工 反対派ともみ合い 山口 2011年2月21
*2:YAHOO!JAPANニュース「上関原発見直せ」若者5人、11日間のハンストを達成
*3:asahi.com 原発批判者と対話を/東日本大震災 2011年05月02日
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