今なお続く福島の動物レスキュー

静岡県焼津市在住で、東京電力福島第一原発周辺地域で、動物の保護活動をされている代田岳美さんのレポートをご紹介します。代田さんは昨年(2012年)にもSTOP!浜岡原発に活動の様子を報告して下さっています。

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あれから2年半以上が経って・・・
東日本大震災によって起こった、福島第一原発の爆発事故から2年半という長い歳月が過ぎました。
私は、まだしつこく福島の動物レスキューを続けています。

浪江町にてかつて警戒区域と呼ばれた、原発20キロ圏内は現在呼び名を変え、帰還困難区域という自由に出入り出来ない区域と、居住制限区域という立ち入りは可能だが住むことが出来ない地域となりました。
立ち入りの可能な地域においては、徐々にではありますが除染など復興への兆し、帰宅されて家屋を片付けられ将来戻ろうと思っている方もおられ人の動きが見える場所もありますが、そのどちらにも動物やペットはまだ残されています。
飼い主さんの探しているペットは未だ生き残っている子もいて最近ですが、仲間のボランティアが保護した子が、2年半の放浪の末家族と再開出来ました。
私自身も、今年の4月保護した子の家族が見つかりました。
本当にこの活動を続けて来て良かったと感じられる瞬間でした。
まだまだ生きているのです。

人のいない村で殖えていく命現在も残っている子は、長い放浪生活の末、野生動物から身を守る知恵もつき人前にはなかなか姿を見せません。捕獲器(犬猫を捕まえる道具)を掛けても掛かる子ばかりでもなく、避妊去勢をしていない為に、新たな命も次々と生まれていきます。
この地域で新たに生まれた子の5割以上はまず生きて行けないでしょう。
それは、カラスや野生動物、親の飼育放棄や、病気なども原因です。
放射能汚染の問題も含めて、尊い命が無残な末路を辿っていく事が繰り返されています。
でも、ここは帰還困難区域、救えるものも救えない世界なのです。
今、福島のこの区域の動物たちにとって何が必要か?
里親さんになってくださる方が、一人でも多くいたら嬉しい。
助けてあげた子の行き先が見つからないのが、
飼い主さんが探している猫の捕獲へと踏み切れない一因です。
どこのボランティア個人も団体も、シェルターで保護する動物の数は限られており、
どうしても命の選択をせねばなりません。
そのために、私たちは、これ以上増やさないことも重要と考えており、避妊去勢手術をしてのリリース(TNR)活動も行っています。捕獲して避妊去勢を行いリリースするTNR活動

原発から約30キロ離れているところに飯舘村があります。
木々も山も大地もそして人の住んでいる集落もすべてが放射能に汚染されているというのに見た目にはそんな事は全く感じられない。全てが輝いていて本当に美しい村です。
あの事故からしばらく経った後、政府はこの村に全村避難を指示しました。
この地には、飼い主さんが避難先から通ってペットのお世話をしている現状があります。
避難先は遠く、みなさん高齢です。毎日行ける時・人ばかりではありません。
数日に一度、長くて一週間に一度という場合もあります。
ここに残されている犬や猫は、お腹が空いてもご飯をもらえない。毎日繋がれたまま。水を飲みたいだけ飲むことが出来ない。
そんな人が一緒に住んでいれば、当たり前な事もこの村のペットたちは2年半以上我慢して暮らしています。
全て、飼い主の管理の責任ということで済ませられない現状があります。
飯舘村は、現在も全村避難が続いており、泊まることが出来ません。
そして、村が仮設住宅ではペットを飼うことが出来ない判断をしたのです。
残すのは仕方がない状況の中で行われています。
動物ボランティアは、飼い主さんの補助が出来ればと相談にのる事から始め、
困ってることがあれば寄り添ってペットたちの為に一番良い方法を考えながら活動しています。
DSC_1814その中でも大事なのは、給餌・給水 そして、避妊去勢です。
今まで、「自然のままが一番」と独自の風習の考え方のもと避妊去勢が進んでいませんでした。最初は、村民の方に理解してもらうのに苦慮しました。ネズミ捕りのためにも、猫の命を途絶えさせてはならないとの考えがあり避妊去勢には反対の方ばかりがいました。
しかし、原発事故により避難を余儀なくされ人がいなくなった村で、人知れず繁殖が繰り返されて猫だらけになってしまったり、生まれたばかりの命を川に流す行為がようやく罪深きことだと理解して頂き、現在避妊去勢が浸透していっています。
原発事故だけが、この地域の動物たちを不幸にしている原因でも無いですが、事故後に、国がもっと敏速に被災動物に対して対応できれば、これほどまでも長きに渡り動物レスキューを行わずに済んだと思います。
現在もまったく終わりの見えない活動です。

人のいない村で生まれた子犬チェルノブイリでは、家畜もペットも全て避難が出来ました。
しかし、日本はそれが出来ませんでした。
飼い主さんは、事故当時家に戻る方法も解らず、長い間家に戻れなかったのです。
一緒に自宅に戻られると、何度も何度もペットの呼び名を呼んで、探し続ける被災者の飼い主さん。私も、まだその子が絶対に生きているって信じて福島に通っています。

最後に、もし犬猫の里親様になって下さる方がいましたら、お問い合わせ頂けますとありがたく思います。
代田岳美 080-6916-7294
メール takemunmun1013@yahoo.co.jp
ブログ 犬大好きわんこと植物の暮らしで

夜ノ森の桜

写真:代田さん提供(一番上:浪江町にて、二番目:人のいない村で殖えていく命、三番目:捕獲して避妊去勢を行いリリースするTNR活動、四番目:避妊去勢をした印の耳カット、碁盤目:人のいない村で生まれた子犬、一番下:夜ノ森の桜)
*文章、写真の無断転載を禁じます。

静岡県への提言書「東海地震と浜岡原発事故想定時の防災計画」 

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2010年の浜岡原発の発電量は中電の全発受電電力量の10.8%  

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