2013年8月に掛川市、御前崎市、牧之原市、菊川市の関係者で構成される浜岡原発安全対策協議会が東京電力福島第一原発に視察に行かれました。掛川市の職員の方たちも視察に行かれたので、ぜひ市民に対して報告会をしてほしいと、掛川市役所にお願いをしました。
また、報告会開催のお願いと一緒に、ヨウ素剤の事前配布、原発事故時の避難場所についてどのような計画が立てられているのかも聞きました。
2011年9月に掛川市の主婦、お母さんたちでヨウ素剤の事前配布、原発事故時の避難場所の策定について要望を出したのですが、まだ決まっていなかったからです。
掛川市危機管理課が私の問合せに対し、10月にお返事をお手紙で下さいました。
お手紙の内容
・報告会を実施する予定はないので、視察に参加した職員の記録を同封します。
・ヨウ素剤は、UPZ(緊急時防護措置準備区域)内の事前配布の詳細が定まっていないため、今後も情報把握に努め掛川市としてよりよい方法を検討します。
・原発事故時の避難場所については、原子力災害対策指針(H25.9.5全部改正)の防護措置が改定され、屋内退避または避難となり、現在、県と関係市町で広域避難計画を作成中です。
東京電力福島第一原発の視察の報告書(5.状況及び所感)を読み、市役所の職員の方がきちんと視察され、またそれを掛川市の原発震災対策に活かそうとされていることがわかり、とても嬉しくなりました。
「5. 状況及び所感 福島第一原発事故から2年6ヶ月が経過しようとしているが、原子炉や使用済み核燃料の処理、液体廃棄物の除去や汚染水の漏洩など多くの処理が残されていること、帰還困難地区では事故から未だに居住、企業生産等の制限が今後も長く続くことなどから、原発は停止しているが、地震・津波等に対する安全対策を迅速、的確に実施することが重要であると感じた。また、使用済核燃料の乾式貯蔵施設は電源を必要としないことから重要性を感じた。」
私が住む掛川市は、私が知る限りでは、今回だけでなくいつも一市民の問い合わせに対しきちんと対応して下さいます。そして市民の命を第一に考えた市政をして下さっているように思います。
私は掛川市民で本当に良かったです!
掛川市役所危機管理課の職員の方々に心から感謝いたします。ありがとうございます。
ちなみに、牧之原市では、幼稚園、学校にヨウ素剤が配布されています。ヨウ素剤は副作用があるため、事前に医師が子どもたちに問診をしており、服用して問題ない子どもとそうでない子どもについて把握しているそうでうす。
写真:掛川市のゆるキャラ「茶のみやきんじろう(きんじろうくん)」
静岡新聞 @SHIZUOKA 浜岡原発4市対協、福島第1など視察 事故や廃炉対策 (2013/8/30)
掛川市からのお手紙と東京電力福島第一原発視察の報告書
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2010年の浜岡原発の発電量は中電の全発受電電力量の10.8%