玄海原発と住民投票

エネルギーを使わないくらし」研修会に、「玄海原発プルサーマル裁判の会」の代表の石丸さんが参加されており、お話を伺うことができました。

石丸さんは、2006年に玄海原発プルサーマル計画が持ち上がった時に、プルサーマルの危険性を知り*1、子どもたちのためになんとしてでもプルサーマル計画を取り消そうと、お母さんたちと一緒に活動を開始しました。

まず、プルサーマル計画の是非を佐賀県民に問うことから始めようと、住民投票を計画しました。住民投票実施のためには、佐賀県議会で討議してもらうために、有権者の50分の1以上の賛同署名が必要になります。「プルサーマル・大事なことは住民投票で決めよう佐賀県民の会」として、約2ヶ月で50分の1以上の53,191人の署名を集めました。

しかし、「住民は、原子力の専門家ではない。そのためプルサーマル計画の取り消しについて、住民が判断することはできない」と、53,191人分の署名が集まったにもかかわらず、佐賀県議会では住民投票の実施が否決されてしまいました。

必要数の署名を集めても住民投票ができるわけではありません。今の制度での住民投票実施の署名集めは、昭和20年代のままの法律で、法的効力はないのに縛りの多い署名で、現代にそぐわないところがあるやり方です。県民投票だったため、終わってみて民主主義の名の下に、私達の心とエネルギーを奪うだけのものと思ったものでしたが、決して無駄ではなかったと思っています
署名活動をされた石丸さんの言葉です。

住民投票実施が難しいとわかり、「玄海原発プルサーマル裁判の会」という会を発足し、2010年にプルサーマルの稼働差止め請求、そして2011年の福島第一原発事故後に、玄海原発2、3号機の再稼動差止仮処分申立をしました*2(玄海原発は4基あり、2号機は2011年1月29日から、3号機は2010年12月11日からヨウ素漏れで止まっています。しかし、九州電力は一時冷却中ヨウ素濃度が上昇し定期検査を前倒しして実施したと、言っています*345)。

7月6日に、定期検査中の玄海原発2号機と3号機の再稼働の県民説明会で、九州電力は、子会社4社と一部社員に対し、市民を装い、再稼働に賛成する意見メールを説明会に送るように指示したと記者発表しました。*6 このやらせメールには古川佐賀県知事の発言が発端になったのではないか、さらに経済産業省資源エネルギー庁もやらせを事前に把握していた可能性があるという報道がされています。*78  これだけでなく、プルサーマル導入にあたり、九州電力が佐賀県会議員に働きかけた事実があったという報道もされています。*9

こうした報道を聞くと、民意は政治に反映さることはないのでは、と思ってしまいます。
しかし、市民は有権者であり政治家を選ぶことができるのです。
これまで、私は政治家に自分の意見を話したり、政治家に意見を聞いてみようと思ったことはありませんでした。地元の政治家の方に、原発についてどういう考えを持っているか、聞いてみようと思います。

市民一人の力は小さいですが、市民が連携することで大きな力になると信じています。玄海原発のある佐賀県と私が住んでいる静岡県は離れていますが、玄海原発プルサーマル裁判の会署名活動に参加するなどできることをしていきたいと思います。

玄海原発プルサーマル裁判の会プルサーマル・大事なことは住民投票で決めよう佐賀県民の会
*1:プルサーマルの危険性について  原子力資料情報室(CNIC)プルサーマル : プルサーマルに関する説明と申し入れ
*2:Searchina. 住民ら仮処分、佐賀地裁に、玄海原発の再稼働差し止め請求 2011/7/7
*3:九州電力、玄海原子力発電所、平成23年8月11日 玄海原子力発電所の運転状況等について(平成23年度第1四半期)
*4:玄海原発プルサーマル裁判の会、プレスリリース、九州電力の玄海原発3号機の一次冷却水への放射能漏れ事故について2011年1月7日
*5:九州電力(株)、プレスリリース平成23年1月18日玄海原子力発電所3号機第13回定期検査の状況について(1次冷却材中のよう素濃度増加に伴う調査状況について)
*6:YOMIURI ONLINE 九電がやらせメール指示、社員らに「賛成意見送れ」2011年7月7日
*7:YOMIURI ONLINやらせメール、佐賀知事の九電への発言が発端か 2011年7月30日
*8:asahi.com 経産省、やらせメール黙認か 九電、テレビ放送前に報告 2011年8月21日
*9:asahi.com 原発副本部長更迭へ=「プルサーマル」資料の廃棄指示で―九電 2011年8月12日
総務省、住民投票の実施状況(1)資料3-2
九州電力  

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