9月11日から21日まで、4人の19〜22歳の若者たちが、『原発をゼロにしたい』という意志を示すために、経済産業省前でハンガーストライキを行っています。
4人の内お2人とはお会いしたことがあります。岡本直也君(19歳)とはゴールデンウィークに祝島でお会いし、関口詩織さん(22歳)とは6月3日の「いのちを守るお母さん全国ネットワーク」で文部科学省・原子力安全・保安院、厚生労働省に申し入れに一緒に行きました。
なぜハンガーストライキをするのか、関口詩織さんにお話を聞くことができました。
『福島の子どもたち、未来の命、被ばく労働者…、原発によりたくさんの命が脅かされています。
私たち若い世代は、原発の負の遺産をこれ以上背負いたくありません。
そして最も放射能の影響を受ける子どもたち、その子たちに繋がっていく命に、これ以上の負の遺産を残したくありません。
ハンガーストライキについて、いろんな意見があります。
一番多く言われるのが、「どうしてそこまでするの?」ということです。
それは、私たちがそれほどまで真剣に考えた上で、原発を止めてほしいということを、社会に訴えたいからです。
また、ハンガーストライキについて「命を粗末にしている」、「ハンガーストライキ以外のことをすれば?」と考える人たちもいるでしょう。
しかし、決して命を粗末にしているわけではありません。
体調が悪くなれば、途中で止める決断をし、病院のお世話にならないようにしようと、皆で話して決めています。また未来のエネルギー政策について勉強会をするなど、ハンガーストライキ以外の方法でも「原発をゼロにする」ための活動もしています。
10日間のハンガーストライキを成功させることが目的なのではなく、「原発によって脅かされる命」、「未来の社会」について、私たち若者が真剣に考え、原発のない社会を作りたいと思っていることを、多くの人たちに知ってほしいのです』
ハンガーストライキについては、賛否両論あると思います。若い人たちの健康を考えると、私は素直に賛成できません。しかし、関口さんたちの想いには心打たれます。同時に、この若者たちにハンガーストライキまでさせた社会と大人の責任を重く受け止めています。
4人の若者たちが体調を崩さないことを祈りつつ、「彼女・彼らの想いと行動」を応援したいと思います。そして、大人としてできることをしていきます。
❤将来を想うハンガーストライキ
〜コブシを使わず、拡声器を使わず、ただ食べずに想いを発信する〜
❤脱原発×STOP浜岡
3月27日に名古屋で行われた浜岡原発運転停止を求めるパレードは、高校を卒業したばかりの関口詩織さんとお友達が「脱原発×STOP浜岡」というグループを作り、企画、実施しました。
田中龍作ジャーナル 経産省包囲ー若者ハンスト「原子力への思いが政策に反映されていない」2011年9月12日
47NEWS 上関原発計画撤回訴え 霞が関ハンスト2011/09/10
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