チェルノブイリ診療記、福島原発事故への黙示(菅谷昭著)

チェルノブイリ診療記、福島原発事故への黙字(菅谷昭著)を読みました。
著者の菅谷昭氏は、現在松本市の市長をされていますが、元は甲状腺がんの外科医でした。

菅谷氏は1991年からチェルノブイリ原発事故被災地への医療支援活動に参加し、1996年から5年半はボランティアとしてベルラーシに滞在し、現地の甲状腺がんにかかった子どもたちの治療にあたりました。

この本は、チェルノブイリ事故後の子どもたちを様子が書かれています。チェルノブイリ原発はウクライナ共和国にあり、ベルラーシ共和国は、ウクライナ共和国の北に位置する隣国です。事故後、ベルラーシの子どもたちに甲状腺がんが多発しました。

甲状腺は子どもの成長に欠かせない甲状腺ホルモンを作り出します。その時にヨウ素が必要となり、放射性ヨウ素が体内に入ると、甲状腺は身体に取り込んでしまいます。体内に入った放射性ヨウ素が原因で甲状腺がんを引き起こしやすくするのです。
放射性ヨウ素が体内に入る前に、安定ヨウ素剤を服用すると、放射性ヨウ素剤の侵入を防止する効果があります(放射性ヨウ素剤と安定ヨウ素剤は同じではありません)。
ウクライナ共和国の西隣りポーランドでは、いち早く子どもたちに、安定ヨウ素剤を服用させたため、甲状腺がんは報告されていないそうで。*1

福島第一原発事故後、「国・県からの指示がなかった」という理由で、大熊町や浪江町では安定ヨウ素剤を配布していません。*2

今、子どもたちのためにできることを考えてみました。以下、(1)〜(3)については早急に対応すべきです。
(1)福島の子どもたちが受ける放射線量が年間1mSv以上になる場合は、東京電力と国の負担で、子どもたちと家族を避難させる、または子どもたちだけでも集団疎開させる
(2)給食は、国が定める放射線量の基準値以下ではなく、放射性物質が含まれていない食材を使用する
(3)原発事故に備え、安定ヨウ素剤を子どもたちに確実に配布できる体制を各地自体で整える
(1)〜(3)について、皆さんもぜひ国やお住まいの自治体に働きかけて下さい。
子どもたちの健やかな成長がなければ、社会は継続しません。日本の未来はないのです。

*1:新版チェルノブイリ診療記、福島原発事故への黙示、菅沼昭著、新潮文庫 p241(解説 池上彰)
*2:DAYS JAPAN Vol.8 No.9 2011.Sept 9 「こどもが甲状腺がんの危険にさらされた時、自治体は何をしたか」(p24-25)発行人・編集人広河隆一、発行所(株)デイズジャパン

NPO法人チェルノブイリ医療基金
新版チェルノブイリ診療記、福島原発事故への黙示、菅沼昭著、新潮文庫

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