野田佳彦首相が、9月21日付ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで、原発についてお話をされています。*1
原発の是非を問う国民投票については、「国民投票というより、国民の幅広い議論を喚起しながら、意見を集約していくことが必要」とお話されています。
なぜ国民投票ではダメなのでしょうか?
今年の夏は原発の稼働率が低いままでも大丈夫だったから、来年も大丈夫なのではないか、という問については、「そういうことはあり得ない」と答えられています。「あり得ない」理由については書かれていません。
どうあり得ないのでしょうか?
また、野田首相は9月22日にニューヨークの国連本部の原子力安全に関する会合で、新興国への原発輸出の継続を表明されました。*2
原発事故で故郷を失うこと
放射能で食材が汚染されていること
国の基準値以下だからと、子どもたちが放射性物質が含まれた食材を食べていること
福島第一原発事故がまだ収束していないのに再稼働を検討していること
福島第一原発事故がまだ収束さえしていないのに、それでも原発を輸出しようとすること
市民にとっては「あり得ない」ことばかりです。
2003年4月15日から5月7日までは、東京電力の全ての原発(福島10基、柏崎刈谷7基)が運転停止をしていましたが、東京電力も政府も節電を呼びかけることも計画停電を実施することもありませんでした。
企業、市民、国全体が節電をし、計画停電することなく今年の夏を乗り切りました。
今年大丈夫だったのに、来年の夏はなぜ無理なのでしょうか?
今年3月に東京電力管内で計画停電が実施されましたが、本当に必要だったのでしょうか?
野田佳彦議員事務所と民主党には電話で、首相官邸のご意見募集で、「あり得ない理由」を国民に説明して下さるようお願いし、また『市民としての野田首相のご発言に対する「あり得ない理由」』もお伝えしました。
皆さんもぜひ聞いてみると同時に、ご自身の意見を伝えてみて下さいね。
衆議院議員野田よしひこ(民主党千葉県第4区総支部)HP
民主党HP
首相官邸HP
*1:THE WALL STREET JOURNAL ウォール・ストリート・ジャーナル日本版、インタビュー:一問一答 2011年9月21日
*2:時事ドットコムjiji com 首相演説要旨=国連原子力会合(2011/09/22)
2011年9月22日に野田佳彦首相が、原子力安全首脳級会合で行った演説のエネルギー政策の部分は以下の通りです(時事ドットコムjiji com 首相演説要旨=国連原子力会合(2011/09/22)より)。
「日本は原子力利用を模索する国々の関心に応える。数年来、新興諸国をはじめ、多くの国々が原子力の利用を真剣に模索し、わが国は原子力安全の向上を含めた支援をしてきた。今後もこれらの国々のわが国の取り組みへの高い関心に応えていく。
日本は再生可能エネルギーの開発・利用の拡大も主導する。中長期的なエネルギー構成の在り方についても、来年夏を目途に具体的な戦略と計画を示す。核セキュリティー確保にも積極的に参画し、核物質や原子力施設に対する防護の取り組みを強化する」
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