浜松市で行われた「NPO法人チェルノブイリのかけはし」の代表の野呂美加さんの講演会「いま、子どもたちを守るために知っておきたい放射能のこと」(主催:ミライヲツクルproject)を聞きに行って来ました。
チェルノブイリ原発はウクライナ共和国にあり、ベルラーシ共和国は、ウクライナ共和国の北に位置する隣国です。1986年のチェルノブイリ原発事故後、ベルラーシの子どもたちに甲状腺がんが多発しました。
「チェルノブイリへのかけはし」は、チェルノブイリ原発事故で被災した子どもたちを日本に招待し転地療養させることによって健康回復をはかる“保養里親運動”をはじめ、被災地に対して様々な救援活動を行なっている 民間ボランティア団体です。
「チェルノブイリへのかけはし」は、1992年に結成され、これまで648名のベルラーシの子どもたちが北海道で保養をすることができました。*1 保養後、子どもたちは、半年から1年は、慢性の放射性障害から解放されると言われています。野呂さんのお話を聞き、保養の大切さを知ることができました。
「チェルノブイリへのかけはし」は福島第一原発事故後、福島の子どもたちにも支援活動をされており、ベルラーシだけでなく福島の状況についてもお話して下さいました。
食材に含まれる放射線量の基準値は、国によって違います。参加者のお母さんから、野呂さんに「水・食材に含まれる放射線量の基準値はどこの国のものが一番妥当ですか?」という質問がありました。
野呂さんの答えは明確です。
「本来、放射性物質は水や食材に含まれるべきではないのです。日本の暫定基準値は、もっと厳しくし、同時に農家には国が補償をし、子どもも大人も放射性物質が含まれている食材は食べない方が良いのです」
子どもに放射性物質は要りません。
「大人全員が本気になって子どもを助けようと思わなければ、子どもたちを放射能から守ることはできない」
野呂さんの言葉が重く心に響きました。
そして、野呂さんの講演後には、「子どもの給食を守る会浜松」のメンバーのお父さんから活動についてお話がありました。
野呂美加さん、主催者のミライヲツクルprojectの皆さん、ありがとうございました❤
*1:NPO法人チェルノブイリのかけはしHP、「NPO法人チェルノブイリのかけはし」とは
厚生労働省HP、薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会放射性物質対策部会資料(参考資料5)海外における食品中の放射性物質に関する指標
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