国の対策として原子力安全・保安院のホームページには、原子力災害時の「放射性ヨウ素とヨウ素材の服用」について以下のようなことが書かれてあります。*1
原発で事故が起きた場合、原子力施設から放射性ヨウ素が放出される可能性があります。
放射線ヨウ素とは、燃料のウランが核分裂した際に作られる物質の一つで、人体に害を及ぼす可能性があります。
放射性ヨウ素を吸収したり、放射性ヨウ素が含まれば食べ物を食べたりして体内に入ると喉の甲状腺に集まりやすく、大量に集まった場合は甲状腺ガンなどの障害をもたらすといわれています。
安定性(放射線を出さない)ヨウ素剤を服用することで、放射性ヨウ素が甲状腺に取り込まれることを阻止することができます。
ヨウ素剤 は役場や保健所などに保管されており、放射線ヨウ素が原子力施設外へ放出されることが予想される場合には、避難所へ配備され住民へ配られることになっていますが、年齢に応じて服用量に差があるなど服用条件がありますので専門家の意見に従うことが重要です。*1
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ヨウ素剤は、原子力施設の所在地と周辺市町村の役場や保健所に保管されており、放射性ヨウ素漏れ事故が起きた場合、住民に配備されることになっているようです。
放射性物質漏れの原子力災害が発生した場合は、特に、放射性物質の影響を受けやすい子どもには、ヨウ素剤は必要です。*2
配布マニュアル等作成していない地方自治体が多いため、居住地の役所に、ヨウ素剤の場所と配布方法について問い合わせをされることをお勧めします。原子力災害と震災は同時に発生する可能性が高いため、配布方法が現実的かどうかも確認し、検証する必要があります。
行政にまかせるだけでなく、市民一人一人が地域の人たちと
一緒に防災について考えることも大切だと思います。
行政の防災計画が不十分だと感じたら、
市民から提案・提言してみてはいかがでしょうか?
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参考*1:原子力安全・保安院HP 放射性ヨウ素とヨウ素剤 の服用
*2:独立行政法人に本原子力開発機構、原子力施設と放射線、大人と子どもの放射線発ガンに対する感受性の違い
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