浜岡原発

発電所名:浜岡原子力発電所
所在地:〒437-1604静岡県御前崎市佐倉5561 Tel:0537-86-3481
原子炉型式:沸騰水型
敷地:約160万平方メートル
電気出力合計:361.7万kW *1

全原子炉運転停止中(2011年5月14日〜)
2011年5月6日に内閣総理大臣は、中部電力に対し、安全対策として新たな防波堤が完成するまで、浜岡原子力発電所の全ての原子炉の運転停止を要請し、5月14日に全ての原子炉が運転停止となりました。*2&3 しかし、原発は、運転停止中であっても、福島第一原発4号機のように爆発事故を起こす可能性があります。また廃炉にするまでは、運転停止から10年以上かかります

プルサーマル計画
中部電力より2005年9月に4号機におけるプルサーマル計画が公表されましたが、地域住民からの耐震安全性の説明の要請を受け、2010年12月にプルサーマル計画の延期が発表されました。*4  

6号機新設計画
1、2号機の運転停止及び廃炉により、新たに6号機を建設する予定でしたが、2011年3月の東日本大震災を踏まえた対策を最優先し、6号機の建設は延期となりました。*56  

基礎岩盤
浜岡原子力発電所は、相良層という岩盤の上に建設されています。相良層は、泥岩・砂岩の互層で、軟岩に分類されます。*7 
STOP!浜岡原発の相良層についての説明は⇒こちら 

想定東海地震の震源域の上に立つ原発
浜岡原発は、想定東海地震の震源域の上に建設されています。*8
STOP!浜岡原発の浜岡原発と活断層についての説明は⇒こちら

浜岡原発の発電量は中電の全発電量(他社受電他含)の10.08%(2010年実績)
2003年は12.68%、2004年は16.08%、2005年は19.44%、2006年は12.16%、2007年は16.88%、2008年は16.19%、2009年は10.56%、2010年は10.08%で、20%以下です グラフはクリックすると大きくなります)。

中部電力は、他電力会社から電力を購入しています。他電力会社からの購入した電力分を差し引いた場合でも、2003年は14.34%、2004年は18.05%、2005年は21.89%、2006年は14.25%、2007年は18.36%、2008年は18.19%、2009年は12.29%、2010年は12.24%となり、2005年以外は20%以下です (表はクリックすると大きくなります)。2011年10月12日に中部電力本社広報課にお電話して聞いてみましたが、他電力会社から購入した電力の内訳は、教えていただけませんでした。

中部電力のHP電力需要、発電電力(発電端)構成比の推移」に掲載されているグラフの各内訳は、中部電力が他電力会社から購入している電力も含まれています。そのため、中部電力の「電力需要、発電電力(発電端)構成比の推移」のグラフの原子力の割合は浜岡原発の発電電力だけではないのです。他社から購入した発電電力を差し引くと、上記グラフと表のような数値になります。本件については、2011年10月12日に浜岡原子力発電所に電話をして確認しています(グラフと表はクリックすると大きくなります)*9101112131415161718

耐震性
マグニチュード8.5を踏まえ、600ガルの地震動(岩盤上における地震の揺れ)に対して、耐震安全性を確保しています。*19
耐震裕度向上工事を行い(2008年3月に工事完了)、3、4、5号機は1,000ガルに対し、耐震安全性を確保しました。*20
1、2号機全体の耐震安全性は600ガルまでですが、重要施設については1,000ガルまで耐震安全性があります。*21  
STOP!浜岡原発の浜岡原発の耐震性についての説明は⇒こちら

津波対策 
浜岡原発の津波対策:
【浸水防止対策】
①発電所敷地内浸水防止:防波壁の設置等による発電所敷地内への浸水防止
②建屋内浸水防止:敷地内浸水時の海水冷却機能維持・建屋内浸水防止
【緊急時対策の強化】
冷却機能確保:
全交流電源・海水冷却機能の喪失を仮定した冷却機能の確保
注水・除熱・電源の機能に対し、多重化・多様化の観点から代替手段を講ずることにより、原子炉の安定した高温停止状態を維持し、確実かつ安全に冷温停止状態に導く*22 
砂丘堤防:浜岡原子力発電所の前面の長さ約1.5キロに渡る砂丘(高さT.P.(東京湾平均海面)+10〜15m、幅60〜80メートル)等が、堤防の役割を果たし、津波から防護。*2324
防波壁の設置:
天端高さ:T.P.(東京湾平均海面)+18 メートルの防波壁を建設
長さ:総延長約1.6キロ(内1.5キロが前面の海岸、浜岡原発1〜5号機の敷地に沿って建設、防波壁の両端部は盛土でT.P(東京湾平均海面)+20メートルにし、T.P.(東京湾平均海面)+20メートル以上の地山に接続)
地中壁長さ:15〜40メートル
基礎構造:地中壁(鉄筋コンクリート造、岩盤部に根入れ)
壁部構造:L型よう壁(鋼材と鉄骨・鉄筋コンクリート複合構造)
工事開始日:2011年9月21日
工事完了予定:2012年12月
工事費:概算約1,000億円*25262728
浜岡原発の西側の新野川(にいのがわ)と東側の筬川(おさがわ)からによる河川を遡上した津波対策:敷地の西側および東側の地盤は、T.P.(東京湾平均海面)+10 メートルの高さを確保しており、河川の状況、津波の数値シュミレーションを実施しており、河川を遡上した津波が敷地に浸水することは考えられません(中部電力HP「よくあるご質問、浜岡原子力発電所の地震対策について、浜岡の敷地の西側を流れる新野川(にいのがわ)や東側の筬川(おさがわ)を津波が遡上してきて発電所に浸入するようなことはないのですか?ご回答」より)*29    

STOP!浜岡原発から「中部電力の浜岡原発の耐震性と津波対策」について
東日本大震災の震源地は三陸沖でマグニチュードは9の巨大地震で、宮城県栗原市では、震度7、最大加速度2,933ガルを記録しています。津波は、岩手県宮古市で39.7メートルに達していました。*3031323334 津波により、三陸海岸沿いの防波堤(海上からの高さ約8メートル、厚さ約20メートル)は、破壊されました。*35
また、浜岡原発の西側には新野川(にいのがわ)、東側には筬川(おさがわ)があり、津波が2つの川から遡上して侵入してこないか心配です。この2つの川からの津波が敷地内に侵入することが心配です。宮城県石巻市では、津波が川を逆流し、約12キロ内陸まで到達しました。*3637 

*383940 

プルサーマル:原子力発電所で使い終わったウラン燃料を再処理し、ウランとプルトニウムを取り出すことができます。このプルトニウムを基にMOX燃料(Mixed Oxide Fuel)をつくり、現在の原子力発電所で利用することがプルサーマルです。*41
プルトニウム:重金属で、ウランと同じ腎臓に対する科学的毒性があります。プルトニウムは、単位重さ当たりの放射能の強さが、ウランに比べて大きいので、科学的な毒性が現れる前に放射線毒を考慮する必要があります。*42
MOX燃料:現在の原子力発電所で使っているウラン燃料のうち、核分裂しやすいウラン235の代わりにプルトニウムを使い、核分裂しにくいウラン238などと混合した燃料です。*41 

中部電力株式会社HP 浜岡原子力発電所 運転状況・リアルタイムデータ  *43 
発電所の運転状況(発電機出力)
排気筒放射線モニタ
放水口放射線モニタ
モニタリングポスト
モニタリングステーション
MOX燃料取扱エリアモニタ
排ガス放射線モニタ
原子炉水中のヨウ素131濃度
焼却炉放射線モニタ

中部電力株式会社HP
*1:中部電力HP、発電所の概要 所在地
*2:経済産業省HP、海江田経済産業大臣談話・声明、緊急安全対策の実施状況の確認と浜岡原子力発電所について
*3:中部電力HP、浜岡原子力発電所の運転停止要請への対応について
*4:中部電力HP、浜岡原子力発電所4号機におけるプルサーマル計画の延期について2010年12月6日
*5:浜岡原子力発電所リプレース計画等について ~1,2号機の運転終了および6号機の建設等について~2008年12月22日
*6:中部電力HP、第87期定時株主総会招集ご通知、証券コード 9502 P5
*7:中部電力HP、地震対策について敷地の地質・地盤、浜岡原子力発電所の地質
*8:中部電力HP、地震対策について、耐震設計の基本的な考え方
グラフ&表データ出典:中部電力HP 
*9:電力需要、発電電力量(発電端)構成比の推移 電力需要、発受電実績・年度末発電設備、2010年度発受電実績 
*10:電力需要、発受電実績・年度末発電設備、2010年度発受電実績 
*11:プレスリリース2010年、2010年3月分、2009年度下期・年度分 発受電実績(速報)2010年4月8日 1.発受電電力量 
*12:プレスリリース、2009年、平成21年3月分、平成20年度下期・年度分 発受電実績(速報)
*13:プレスリリース、バックナンバー(2008年)、平成20年3月分、平成19年度下期・年度分発受電実績(速報)2008年4月7日 1.発受電電力量 
*14:プレスリリース、バックナンバー(2007年)、平成19年3月分、平成18年度下期・年度分 発受電実績(速報)平成19年4月5日 1.発受電電力量 
*15: プレスリリース、バックナンバー(2006年)、平成18年3月分、平成17年度下期・年度分 発受電実績 (速報)平成18年4月10日 1.発受電 電力量 
*16:プレスリリース(2005年)、平成17年3月分・平成16年度下期・年度分 発受電実績 (速報)、平成17年4月8日 1.発受電電力量 
*17:プレスリリース(2004年)、平成16年3月分・平成15年度下期・年度分 発受電実績 (速報)平成16年4月6日 1.発受電電力量  
*18: 浜岡原子力発電所、実績データ、発電電力量   
*19:中部電力HP、地震対策について、耐震裕度向上工事
*20:中部電力HP、2011年度経営計画説明資料2011年5月、浜岡原子力発電所における災害対策①、耐震裕度向上工事(P4)
*21:中部電力HP、2011年10月12日に中部電力本社広報課に電話で確認しました。
*22:中部電力HP、レスリリース2011年、浜岡原子力発電所における津波対策について
*23:中部電力HP、2011年度経営計画説明資料2011年5月、浜岡原子力発電所における災害対策②2、津波に対する評価・安全性(P5)
*24:中部電力HP、発電所の運営に関するピックアップ情報、津波に対する浜岡原子力発電所の対応状況について、1.浜岡原子力発電所における津波に対する設計上の配慮
*25:中部電力HP、プレスリリース2011年、浜岡原子力発電所における津波対策について2011年7月22日
*26:中部電力HP、2011年度経営計画説明資料2011年5月、東北地方太平洋沖地震を踏まえた浜岡原子力発電所の対応13■浸水に対するさらなる裕度向上対策、防波壁の設置(P6)
*27:中部電力HP、2011年度第一四半期会社説明資料2011年8月、防波壁などの配置状況18、防波壁の構造19(P22、23) 
*28:
中部電力HP、トピックス2011年、浜岡原子力発電所 防波壁の設置に伴う本体準備工事の着手について2011 年 9月 13 日
*29:中部電力HP、よくあるご質問、浜岡原子力発電所の地震対策について、浜岡原子力発電所の地震対策について、浜岡の敷地の西側を流れる新野川(にいのがわ)や東側の筬川(おさがわ)を津波が遡上してきて発電所に浸入するようなことはないのですか?、ご回答」
*30:農林水産省HP、プレスリリース、東日本大震災について〜東北地方太平洋沖地震の被害と対応〜平成23年5月9日
*31:国立国会図書館HP、ISSUE BRIEF 東日本大震災の概況と政策課題 国立国会図書館 ISSUE BRIEF NUMBER 708(2011. 4.26.)(P5)
*32:毎日jp 東日本大震災2011年3月12日、最大加速度2933ガル 宮城県栗原市で
*33:msn産経ニュース 津波遡上高39.7メートル 明治三陸地震の記録更新 2011.9.15
*34:共同通信社、東日本大震災(ニュース特集)宮古で津波39・7メートル 土木学会特別委が報告
*35:YOMIURI ONLINE ジャンボ機250機分の波、世界一の防波堤破壊 2011年3月21日
*36:msn産経ニュース 東日本大震災、津波、川沿い12キロ逆流も2011.3.28
*37:国土交通省、国土地理院HP、国土地理院技術資料 A1-No.363、国土地理院東日本大震災調査報告会平成 23 年6月 ***
表作成:STOP!浜岡原発 データ出典:
*38:中部電力HP、発電所の概要、設備データ 
*39:発電所の運転状況(発電機出力) 
*40:浜岡原子力発電所の2011年度新燃料等の輸送予定について 2011年3月31日、2 使用済燃料プール内の使用済燃料の貯蔵状、3 低レベル放射性廃棄物の貯蔵状況 
*41:中部電力HP、原子燃料サイクルとプルサーマル、プルサーマルとは
*42独立行政法人日本原子力開発機構、JAEAプルトニウムのリスクと安全管理 8.プルトニウムのリスクと安全管理(p5)
*43:中部電力HP、浜岡原子力発電所 運転状況・リアルタイムデータ